openSUSE 11.4 環境構築 システム編

スーパーユーザが行うシステムの環境構築と 一般ユーザがそれぞれ行う環境構築を分けて説明する.

端末

端末エミュレータは頻繁に使用することになる. GNOMEの場合だと,デスクトップで右クリックすると端末エミュレータを 起動できるショートカットが用意されている.


*余談だが,上のサンプルを見て,「あれ?日本語じゃん」と思った人は 鋭い.この失敗を踏まえて英語環境をお勧めしている.

スーパーユーザになる

多くの設定は一般ユーザでは行うことができないので, 必要に応じてスーパーユーザ(root)として作業を行う必要がでてくる. rootには"su"コマンドでなることができる.

スーパーユーザになるとプロンプトの記号が変わったり, 色が変わったりする事がある. 次の画像はそのサンプル.


ユーザ個人の設定以外の,システム共通の設定を変更する場合には ほぼ毎回rootになる必要がある.

パッケージ管理

パッケージとは,あるソフトウェアを簡単に使用できるような仕組みであ る. 例えば,あるソフトウェアが別のソフトウェアを必要としている時, その依存関係を人間が調べて一つ一つ解決していくのは非常に面倒な作業 になる.パッケージはパッケージ間の依存関係を自動で解決してくれるよう な機構を備えており,必要なものは大体自動でなんとかしてくれる. openSUSEでは"zypper"というコマンドでパッケージ管理ができる. 詳しくは"zypper --help"で見る事ができるが,よく使うものとして,

などがある. なお,パッケージ名は複数指定できる. "zypper in A B"というコマンドは "A"と"B"という二つのパッケージをインストールすることを指定する コマンドである. ちなみに"zypper up"はインストールされているすべてのパッケージを 最新のバージョンにアップデートするコマンドである.
パッケージの管理を行うときは必ず root で作業すること.

追加するパッケージ

emacs gcc gcc-c++ make boost-devel freeglut-devel emacs-el emacs-nox kernel-devel kernel-source acroread ibus ibus-anthy ibus-devel ibus-gtk libqt4-devel

削除するパッケージ

scim scim-32bit scim-bridge-gtk-32bit

まだまだぜんぜん続く